梅干しが他の食品と比べて唾液の分泌量が多い食品と言われているのはご存じでしょうか?
その理由は、唾液の分泌が2つの条件のもとで行われているためだと考えられます。
1つ目は無刺激唾液です。これは梅干を見ただけで無意識的に出てくる唾液にあたります。
上記でも説明したように実際に食べた時の”酸っぱい味”体験が条件として出てくるものです。
もう1つは、刺激唾液です。実際に梅干を食べた時に、脳が食べ物に反応して出る唾液のことで、無刺激唾液とは違い消化酵素をはじめとするさまざまな酵素が含まれています。
梅干を見たときに無意識的に出てしまう無刺激唾液に加えて、実際に食べたときに刺激唾液とした唾液の2種類が分泌されます。
特に酸味の強い梅干しは、刺激が強いためその刺激を薄めるために唾液が多く出ると言われています。