長期にわたる保存ができる梅干しですが、ここで注意したいのは長い時間をかけて熟成すればするほど香りがよく美味しくなっているわけではないということです。
また、長期保存ができる梅干しは塩分濃度が18〜20%前後の高いものになります。
一般的に3〜5年ほど経つと熟成させた梅干しは香りがよく、美味しくなると言われています。
さらに熟成させて10年以上のものになると少しづつ梅特有の香りやまろやかさが少しづつ少なくなってしまいます。
そのため月日が経った梅干しは、尖ったしょっぱさを感じる味わいのものが多くなるようです。
また年代物の梅干しは塩とクエン酸が結晶化して白い粉や固まりが梅干しの表面に出てきて食感が楽しめるようになります。